このような東京都とそれをとりまく3県の公立私立の拮抗の問題。

いきなり、全体像が見えてくるわけではありません。

マニアックな話であると同時に断片から全体像を推定していく

その過程を意識していただければと思います。

キタシロがその分野の専門家だからいろいろ知っている、

ということとは違うのです。

まあいいでしょう。

例えば中学入試において青稜のことを考えます。

きっと近々7年間推移の有料コンテンツで登場するでしょうが、

青稜の先生に「これからは高校募集を停止して完全中高一貫化ですね」と

要らぬアドバイス?をしたことがありました。

まあ、一笑にふされました(笑)

当時は「なんだ、その気はないんだ」と思っただけでしたが、

その理由は高入生のレベルが非常に高いからなのです。

青稜の学校説明会、中学入試パート、高校入試パートに分かれていますが、

印象的なのが高校入試の併願(県立)校リスト。

(これはパワポによるプレゼンだけで紙資料では配布されません…!!)

横浜翠嵐、川和、多摩など県東部のそうそうたる県立進学校が並びます。

中学入試でもそうなのですが、はっきり言って青稜は神奈川県生が受験の

主役です。高校入試の合否ラインをじわりじわりと上げつつ、

進路実績を伸ばしています。(青稜だけでなく、ほかの学校にも言えることです)

この状況で高校募集を停止したなら…

一部から大ブーイングは必至でしょう。

これを視点を変えます。

神奈川の有力塾が神奈川の地域ごとの人気併願私立リストを

作ったことがありました。

湘南、小田原地区を除き、かなりの比率で都内の高校が並びました。

相模原周辺の県立志望者の併願も日大三だったり桜美林だったり、

東京の私立なわけです。

これは東京の私立高として、埼玉生を越境させるのと、

このまま神奈川の私立と協調体制を維持して、多摩川を越えていただくのでは

どちらが優先事項か、ということですね。

協会幹部の学校はどっちかな?

まあ、中学入試でも高校入試でも東京と神奈川は活発に交流していただきましょう、

ということで(笑)

現実は、中学を併設していない神奈川の私立高校がどんどん窮地に立たされていく

ことになりました。

例のB推薦華やかなりし頃、神奈川でも一時「オープン入試」というムーブメントが

起こりました。

編集でもスタッフが口々に「入試なのになぜわざわざオープン、なんて言うの?」

と盛り上がりましたね。

神奈川の(私立)高校入試はオープンじゃないのか?

実はここに深い深い根っこがあるのです。

ということで長い間、勝ち組は勝ち組のまま、負け組は少しも挽回できず、

時を過ごしてきたわけでした。

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