何事もネガティブにばかり考えていてはいけないのですが、
フラットに考えて「中学受験の全貌」を意識したときに
否応なく目に入ってくるのは二極化です。
人気校と不人気校。
以前も書いていますが、ことしの中学受験はどうだった?
と聞かれて、
「どうもこうもない」とは答えられないわけです。
でも、ある程度より上の学校は人気が継続、
ごく一部の学校は惨憺たる状況、
残りの学校は不規則に増えたり減ったり。
これでは本当にどうもこうもありません。
そんな中で「入試改革」という表面的なテクニックで
一時的に受験生を増やしては、6~7年もすれば、
「あれは何だったんだろうね」
という繰り返し。
いや、それが中学受験さ。
そうなんでしょうか。
入試を5回も6回も実施して受験者合計が20人前後とか、
入試回によっては受験者ゼロとか、そういう学校は
真剣に入試問題を作成しているでしょうか?
塾に作成をアウトソーシングしておいて、表紙だけ付け替えれば、
声の教育社も過去問を一般販売しないからそれでOKだったり。
学年1クラスでしかも、少人数なので目が行き届く…
なんてアピールしている学校は、
もはや一生懸命やっているふりが仕事というようにも見えます。。
でも保護者の視野にはそういう底辺、あえてそう書きますが
そういう学校は視野に入ってこないのです。
興味がない。
底辺の学校はどうすればよいのでしょうか?
そんな名前も聞いたことがない学校は受けないなあ…。
じゃあ、どこまでだったら「受けてもよい」のでしょうか?
消費者の選択力が低下しているのは、
あらゆる場面で見受けられる現象です。
「情報も選択肢も多くてとてもじゃないが決められない…」
まあ、だからこそ広告が威力を発揮するのでしょうが、
「わが広告主」を見ていても、
ナメられているなあ、と笑います。
でもよく考えると「広告を見せられている側」もナメられていますが、
「出広している側」もナメられているんですけどね。
たとえば予約して宿泊して不満だったホテルが広告表示されると
しましょう。一度予約してクリックしていますから、
ブラウザに関連付けられているのでしょうが、
たびたび同じ広告が表示されます。
すると二度と泊まらない、しつこいね、と思うわけです。
「名称を周知する効果」だけでお金が動いている好例でしょうね。
周知と悪印象は関連づけられていません。
好印象が増幅せず、悪印象が増幅する、そんな逆広告効果も
頻繁に存在するわけです。
○○学園、○○中学のみなさん、
目先の一生懸命も重要かもしれませんが、
そこに広告費を割くよりもやるべきことがほかにありませんか?
知識の浅い消費者のアピールになっていると
そうお思いなわけですね。
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