以前にも書きましたが、中学受験というのはかなり特殊なもので、

高校受験とは大きく違います。

入試問題も学校ごとに求めているものが微妙に違い、その出題の特徴をつかんで

しっかり過去問対策をする必要があるわけです。

会場テストの偏差値だけで合格が確約されるものでは決してありません。

ということは進学塾も、過去の幾多の成功・失敗を踏まえてノウハウを蓄積して

いないといけないわけで、さらに言うならば、なぜ中学受験をするか、

さまざまな保護者のさまざまな理由もしっかり飲みこんでいないと対応できないわけです。

大手塾であれば中学受験部隊と高校受験部隊を別々に稼働させているようなケースも

ありますが、四谷大塚や日能研は中学受験専門ですし、SAPIXも名称こそ、

中学部・高校部でも実は別会社でした。(現在はどちらも代ゼミグループですが)

それが合格校数とどう関係しているかと言えば、

本格中学受験塾以外は、確かに小学生の在籍生は欲しいのですが、

有名中学に送り込むノウハウに乏しく、場合によっては四谷大塚ほかの既成の

受験教材を活用して、対応しているケースも多く見られます。

つまり在籍生の一部は受験をしますが、残りの大部分は、

「小学生のうちから学習習慣をしっかりつけて、高校受験のときに

公立トップ校に受かろう!」という流れで教えているわけです。

ハードにやらなくても4年在籍して、高校受験をする予備軍…。

そのぶん安価な設定でも塾の月謝収入は安定…というシステムですね。

これが小学生は多数在籍しているが、中学受験をする塾生が少ない、

よって合格実績も胸を張って発表するほどのものは持ち合わせていない、

からくりだったりします。だから合格者数の総計を在籍者数で割ると1を

切るということです。

ある意味、高校受験でのリベンジ想定軍が主体ということが

言えるかもしれませんね。

もしダメでも、高校受験でトップ校に入れてあげよう…。

そりゃあ万が一のことはあるかもしれませんが、

あらかじめ退路を用意して(中学)受験するなんて、いかがなものでしょう。

さすがに手元に最新のデータを持ち合わせていないので、

どの塾が…と具体的には匂わすことはここでは避けますが、

勢いよく難関中学の合格実績が発信されている時点で、

中学受験にホンキで取り組んでいる塾と言えることも確かなんですね。

というわけで、「ホンネは高校受験させたい」塾なのかどうかは、

その塾の難関高校の合格実績を見ればすぐわかります。

個人塾ならいざ知らず、企業であればひとつの塾で

中学受験と高校受験に同等に力を入れることは

実は非常に効率の悪い作業なのです。

次回PART8でこのテーマ、ようやく終了の見込みです。

fc2ブログの「中学受験DEEP-INSIDE」もよろしくお願いします。

↓ブログランキングに参加しています。
応援クリックをよろしくお願いいたします。