成果主義は自分が自分に強制することはまずないでしょう。

組織が個人に強制するものだと思います。

まあ、組織って何? 会社って何?という部分ですが、

ここでそれを言ってもしかたがないわけです。

ですから両者の間でうまくバランスを取る能力が求められます。

ストレスの調整も含みます。

大きな問題なのは「結果を出しているふり」に慣れきってしまうことでしょう。

しまいには、結果が出ているのか、出ていないのかもわからなくなってくる。

結果を出しているふりをしているのだから、結果は出ている、そんな勘違いを

始めます。俯瞰力がしっかりしていて、ホンネとタテマエを使い分けているなら

いざしらず、この二重構造が理解できない人間が非常に多くなっています。

考えても解決しないから思考を停止する、そんなところです。

これは塾でも学校でも同じ現象が出ています。

ほぼ塾は営利で運営されていますから、お客様の望むこと、が進む道です。

間違ってもお客様を導くなどということはなくなっています。

お客様が結果を望めば、塾も従います。

いや、最初に「お客様のお望みは結果ですよね?」とあらかじめ決められた方向へ

落とし込んで安心します。

さて、学校はどうでしょう。

学校は両極端で、そういう社会の現実にまったく無関心な学校も多いようです。

特に地方では公立高校、私立高校それぞれで序列がついているので、

何かのきっかけに序列が変わることはほとんどありません。

結果を出す努力をしてもしなくても変わらないなら、努力はしないのが人間です。

公立でも面白いのは、間違ってでも隣県が結果を出してしまうと、ライバル意識が

持ちあがって、何か対策を講じてしまうケースは起こりうるようですが、

一般的に進路実績にしても結果に対する説明責任は負いません。

ですから仮に中高一貫ということで中学を新設しても、併設型の学校はそれで

進路実績が飛躍的に伸びた、という例は非常に少ないわけです。

ただし中等教育学校はこの限りではありません。

ただ、大都市圏ではライバルが多いため、競争の原理が働くようです。

都立高改革のように、進学指導重点校をはじめとする進学校予算がつくようになると

学校が俄然ヤル気を出してきます。

まあでもこの制度も、目標達成がかなわず、再指定を保留される学校が出るに及んで

「マンネリ化」したのだと思います。

fcブログでも書いているように、都立の中高一貫校も九段を含む11校すべてで

一期生が卒業しました。

最後の2010年開校組4校の一期生卒業にあわせて、他の一貫校も必死に実績アップを

画策したのが非常に興味深かったと思います。

というわけで都立は特別です。

都立同士がライバルであるいっぽうで、中高一貫により私立の中高一貫校も少しだけ

競争相手として意識しているようです。

しかしながら、当ブログが読み切った、

「国公立大学合格者」を多く見せる方法、

「MARCH合格者が増えているように」見せかける方法

を駆使すれば、ほんとうの進学力、底力を要請する前の段階で、

見かけの実績を残すことが可能なのです。

まあ、都立に関しては、学校として培った伝統の底力が結果に結びついている学校はわずかで、

先の「成果主義に背を向ける」風潮を維持している一部の都立高の中には、

進学指導重点校から外されない限り、結果は追わなくてもふだんのやり方で

ついてくる、と慢心している学校もあるわけです。

つまりは成果主義にすっかり背を向けても数字が残る学校と

実力がないので数字が残っているかのように創る学校が存在しています。

実はこれ、見分けるのは簡単で現状分析がきちんとなされているか、

に尽きるわけです。

もうだいぶ前に書きました。学校説明会で学校を訪ねて、

いいことしか説明しない学校はまず危ない。

テクニックとして、これからこのようにして現状の欠点を克服する!

と自らの短所を認識しているかのように見せているだけで、

キタシロは「なかなかわかっているな」と思うわけですが、

一般の保護者は、自らの改善点を吐露する学校に対して、

カンタンに評価を下げてしまいがちなので、

実力のない学校ほど、怖くてそこには触れられない、

とそういうわけなんですね。

いずれにしろ、ホンネとタテマエのバランス、

成果主義と過程重視のバランスにこそ、真実があると思います。

もう少し、この流れで続けます。

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