脱線期間が長くてPART3で書こうとしていた内容をすっかり忘れてしまいました。

というのはウソですが、80%偏差値の話から続きです。

定義としてはこの80%偏差値はその偏差値の受験生が5人いたら4人合格するライン、

ということになってますが、そんなものが実際に事前にわかるのでしょうか?

いや、わかるのでしょうかと言ったところで80%偏差値なるものは実在しています。

これなんですが、実は入試が終わった後に会場テスト参加者に事後調査をするわけです。

合格した中学と合格しなかった中学を質問します。参加者はほとんど進学塾経由ですから、

これでその受験生の持ち偏差値と合格不合格の相関関係がわかるわけです。

それを翌年のデータに当てはめてライン設定をしているわけです。

ですから真ん中50%のラインさえわかれば、上も下も3~5の範囲で切ればいい。

少数激戦系なら3、ピンキリ系なら5。

人気が上昇している中学ならちょっと色をつけて範囲を狭くしておく。

この50%が狂ってしまえば、全部がガタガタになりますから、前回公表のものから

大きく動かすことはしません。どんなに激動でも同じ年度の会場テストで2も3も

上下することはないわけです。逆にラインが激しく動いてしまうと、

このテスト大丈夫?偏差値は信頼できるの?となってしまうので、結局前回発表のものを

微調整ということになります。

大切なのはいわゆる結果偏差値。いわば事前の会場テストで設定したライン通りに

合否が決まったかどうか、入試直前での予想外の動きはなかったかどうか。

この際、とんでもない低い偏差値の受験生が合格しようが、高い偏差値の受験生が

不合格になろうが、まったくといっていいほど関係ありません。

早い話が、合格者の平均偏差値を50%として最小で上下に3ラインを切るだけです。

平均偏差値が53.5だったら53とするか54とするかは長年のエキスパートが職人技で

決定しているということになります。

50-53-56と50-54-58ではだいぶ印象が違うと思うんですが、

そこまで気にする保護者はいないと思います。

だって56なの?58なの?で一喜一憂するんでしょうから。

そうでした。面白いエピソードを思い出しました。

年度内に数回行われる会場テストの偏差値を予想偏差値、入試が終わってからの

検証を結果偏差値、ながらくこう思い込んでいたんですが、あるとき

会場テストの担当者から「予想偏差値」という表現はやめてほしいと言われました。

なぜなら「予想はしていないから」

つまり10月か11月か12月かわかりませんが、この会場テストと同じシチュエーションで

本番入試が行われたらこうなる、という偏差値だかららしいのです。

この会場テストと同じシチュエーションで本番入試が行われる?

まさにこれが偏差値マジックそのものでしょう。

これもある期間、予想偏差値は不正確で、結果偏差値ほど正確だと思い込んでいた

こともありました。受験案内本には結果偏差値が公表されるのを待ってから

掲載しよう…。

これもうまく行きませんでしたね。締め切りが間に合わないことがひとつ。

もうひとつは結果偏差値はあくまで結果であって、次年度の初回の会場テストでは

再びリセットされてしまうケースがあるからです。

つまりは予想外にやさしかった、という「結果」が出た翌年度のその中学には

志望者が殺到するから、です。で、翌年も人気になり、最終局面で回避して、

再び結果偏差値は元の木阿弥。

まあ、以前のようにそういったアナウンス効果も効かなくなってきたようにも、

思いますが、ここ数年でぐんぐん偏差値を上げている学校がどのぐらいあるかを

調べるとその構造がわかると思います。

注目されずにだいぶ下がってしまった学校はいくつもあると思いますけどね。

それは注目されないので(笑)

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