偏差値に関する戦術的要素。

受験生全員が合格に向けて努力するという前提をまず意識しましょう。

他人と同じ努力では偏差値は変化しません。

テストの回によって偏差値が上下するのは誤差ということになります。

実際には努力を怠っている受験生が少数いて、その反動で偏差値が上がったり

するのでしょうか?

そんなことを考えても始まりません。

さて、中学入試の合否は何で決まりますか?

偏差値で決まりますか?

教科ごとの試験の総合点ですよね。

(ごく一部に合否に偏差値を使用する学校もあります)

じゃあ、教科ごとの偏差値はどうでしょうか?

偏差値の定義は集団が「正規分布」であることを前提に、標準偏差の値の幅、

プラスマイナス10…つまり偏差値40~60の範囲に全体の68%が含まれる

ということになっています。あくまで正規分布ならば。

(問題の特性により、山型じゃなくフタコブ型の分布になるケースもあり)

そうすると差がつきにくい国語では標準偏差が小さく、

差がつきやすい算数では標準差が大きいのが通例です。

早い話が、国語の偏差値60のほうが、算数の偏差値60よりも価値がある…

でも、算数で10点差をつけるほうがカンタン…ということです。

もちろん各中学校によって教科ごとの標準偏差の値は違いますし、その年の問題に

よっても変わってくるでしょう。

そしてこの標準偏差、もちろん公表なんてされませんし、多くの学校は算出なんか

してません。

ただ、この標準偏差がうかがえる数値は公表されていますね。

受験者平均点と合格者平均点。

この値が近い場合は差がつかない入試。この値がある程度差がついている場合は標準偏差の

値が大きい入試ということができます。

もちろん実質倍率も関連してきますから倍率1.1倍の学校では受験者全体と

合格者の平均点は差がつかないわけです。

となると、国語の得意な受験生は偏差値が高くても点数の差はつきませんが、

算数の不得意な受験生はちょっとつまずいただけで点数の面では大きく引き離される結果に

なりかねません。

教科で言うなら差がつきやすい教科がニガテか、得意かによって戦略は

違ってくるわけですね。

あと20点伸ばすために、どこを頑張ればいいのか。

あくまでも会場テストで測るのは基礎力+少しの応用であって、

上位校になるほど、志望校への合格力は反映してきません。

となれば、どこから志望校対策を意識するかということでしょう。

小6の夏にまだ基礎力で苦労していたとしても、秋以降の勉強の進め方が

イメージできずにいまの偏差値55が60にならなきゃいけない、などと

思っているようでは、志望校対策に手をつけたあたりで

入試本番、という展開になりかねません。

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