「受験」をテーマにしたブログも少ないわけではないと思いますが、

中学受験に関する限り、特殊な分野であるように思います。

出版社在籍時代、仕事としてかかわることになったわけですが、

「自分には向かない」「興味がわかない」というニュアンスで、

部署を去って行った人間も多く見てきました。

もちろん規模的にそう大きな事業ではありませんから、

多くの人材を抱え続けることは難しいということもあります。

せっかく担当した分野をいやいや続けていても、何も生まれてこない、

自分はそう思いました。

ここからは個人の価値観の問題ですね。

その部分で自分と他人を比べてもしかたありません。

その人個人に対してコメントしたいとも思いません。

ただすべてにおいて責務をつきつめていくと近視眼的になってしまうのが、

世の常です。

中学受験案内本や情報誌を扱いながら、会社としては当然ながら

「採算が取れているか、いないか」が最優先事項になります。

しっかり採算が取れるよう進めるのも責務です。

ただそこで感じる違和感。

これは出版社でも塾でも学校でも、いや他の分野の一般的な会社組織でも

同じことが言えると思うのですが、

受験情報を扱う部署とは別に学習参考書を制作する部署がありました。

小学生向け、中学生向け、高校生向け…。

中学受験の参考書は小学生向けに一応分類されます。

さて、小学生向けの学習参考書・問題集と、中学受験用の学習参考書・問題集。

制作のマインドは同じでよいのでしょうか?

企画の方向性はどうなのでしょうか?

いまの自分なら、答えはカンタンと言います。

書店店頭を見渡してみると、もし参考書売り場の書店があれば、

そこですぐに答えはわかるでしょう。

そこで感じる「特殊感」に対する答えがあってこそ、前に進めるように

思うんですね。

仮に東京都民の7人に1人が中学受験すると仮定しましょう。

それは少数派、マイナーな体験です。

しかしその少数派の経験した「感覚」はあまりに多様であり、

マイナー感漂うものだと思うのです。

別に誰がどう言おうと関係ない。うちはうち。

そういうどっしりとした覚悟…。それがあれば中学受験の成功確率は

高まると思います。でも、保護者ブログを見ても、

不安な心境、一喜一憂をつづり、それに共感する現実があります。

もちろん経験者のブログもあるので、一概には言い切れませんが、

強く思うのは経験知がそれほど継承されていないのではないか、と

いう点です。

最終のゴール地点として見つめている場所の違いなのだと思います。

たとえばこんな問題集があるとします。

「中学受験・文章題に強くなる!」

例として実物はお見せできませんが、こんなタイトルの問題集が

あったら、どう思いますか?

自分は保護者のとっての「鏡」の役割を果たすのでは

ないかと思います。

この展開。7人のうちの1人。そしてそのなかの4人に3人は

理解できないと予測します。

つまり28人中27人には理解できない話をここに書いている

ように思います。

「ふん、そんなことは言われるまでもない」

ここまで見据えることができていれば、中学受験じゃなくても、

どんな状況に陥っても、苦境を抜け出すことができるでしょうね。

明日はこの問題集の題名から感じている危機感について

書きましょう。

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