高校募集のある中高一貫校の高校部分のクラス編成。

・全く混合しない

・高1から完全混合

・高2から混合クラス

・高3から混合クラス

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大部分がこのいずれかのスタイルです。

まずはTOP100の学校で見ていますので、ほとんどの学校で中高一貫生のほうが

数的には優勢。

これで、高入生が圧倒的に多い学校ではまた違った事情が出てきます。

それが、

・中高一貫生はまったく混合しない

が思ったほど効率的に機能しない、という状況でした。

TOP100の中で以下の6校

栄東、城北埼玉、西武学園文理、江戸川女子、淑徳、佼成学園

がいずれのパターンにも属さない、つまり、

高2もしくは高3で「一部」の生徒が混合し、混合しない生徒集団も存在する、

の詳細をあらためてアンケートからの読み取りを試みました。

その過程で過去の事例をいろいろ思い出しましたね。

ごくごく少数の学校ですが、

●その学年の生徒状況によって違う

というケースもあるんですね。

また、別クラスにしたくても一貫生、高入生の数が極端に少なくて、

成立しないケースもありました。

それでも学校は理念として「一貫・高入は別クラス」などと回答してきます。

受験案内本の誌面上は実際のところを記述したいので、なかなか読み取りに

苦労したケースを思い出しました。

さて、この7校。複数年の回答状況から、学校の姿勢・方針を推察してみました。

いちばんの注目校は栄東、でしょう。

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残念ながら学校の回答は不明瞭でした。これは直接取材しないと本当のところは

わからないのでしょうが、明瞭に回答しない、という部分だけに着目します。

(紹介した図表は学校側に照会し、ダメ出しがなかったので掲載した内容です)

2014年の回答では「全く混合しない」とあります。2015年の回答では高2以降は

状況によって混合しているクラスが存在する、という回答です。詳細は記載されていません。

これは、やはり高入生のレベルに応じて臨機応変な対処をしているように思われます。

かつて栄東は、東大選抜クラスを設置した時点では、高入生の実績が一貫生を大きく

上回っていました。難関大に合格する人数は高入生のほうが圧倒的だったのです。

それが近年、一貫生の成績も上昇し、かなり拮抗してきました。

このクラス編成が不明瞭なのはそういう流動的な状況も反映しているのでは、と思います。

いっぽう近年不振の西武学園文理。

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アンケート回答には高2より特別選抜クラスは混合とあります。

これは一貫生が高入生に混じるのか、逆なのか、はたまた対等なのか。

でも「特別選抜」という名称は中学募集時の上位クラスの名称ですから、

その中学全体の4割を占める上位生を高入生と混合するということは、

高入生との相対的なレベルが自ずから語られていると言えるのではないでしょうか?

高校から入った生徒でも一貫生の上位クラスとわたりあえる、ということになります。

きょうはもう1校紹介しましょう。

城北埼玉。こちらは高3からの混合です。

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基本的に混合するのですが、しないのは理系普通クラスと回答にあります。

理系選抜クラスは混合で、理系普通クラスは混合しないとあります。

当然選抜クラスは少数の上位生なので、普通に考えれば理系の普通クラスのみ

一貫と高入でレベル差があると思われます。

裏を返すと文系クラスはレベル差がない。

些末なこだわりに感じるのは自分だけでしょうか。

中学開設以降、ずっと進路実績が下降気味の城北埼玉。

目指すはボトムアップなのだと思うのですが。

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