中高一貫校の高校募集あるなしを知らずに
志望校決定する保護者はいないと思うので、
本ブログでも学費の話題(高校入学金)のときもふれていますので、
分類リストは割愛します。
さて難関大合格率TOP50(7年間平均値)で、高校募集がある学校は15校。
15校のなかでは、意外と一貫生・高入生3年間別クラス、
という学校は少ないようです。
市川、巣鴨、東邦大付属東邦、鎌倉学園、山手学院の5校だけ。
裏を返せば、3年間別クラスにしなくても、優秀な高入生が
一貫生に追いつくということでしょうか。
いっぽう、高1時点から混合してしまうのは桐朋だけ。
男子校ですから、気合で追いつけ、というわけでもないのでしょうが、
高入生が全体の2割以上ですし、いまいち進路実績で苦しんでいる
ことから見ても、伝統はともかくきめ細かく対処したほうが
よいと思われます。
TOP51-100を見ると、この高1時点から混合という学校が
何校かあります。
桐蔭学園、成蹊、学習院、桐朋女子、多摩大聖ケ丘。
学習院、桐朋女子、多摩大聖ケ丘は高入生がわずかなので、
別クラスにするまでもない、とも受け取れますが、それなら、
なぜ高校募集を残しておくかという疑問も残ります。
成蹊は大学の付属なので、基本的にはこまかなコース分けなどは
しないのでしょう。ただ、系列大進学者は3割未満で、
進学校の側面もあるわけですから、共学校ながら現役進学率が低い
こともありますし、完全混合のままでよいのかはこれも疑問です。
桐蔭学園…長期低落に歯止めがかかりません。
大規模校であるがゆえの悩みもあるのかもしれませんが、
結局いまのスタイルで結果が出ていないことは確かです。
山手学院や鎌倉学園のように神奈川県立上位校との併願生が
多数入学していることもあるのでしょうが、相対的に
この2校とはどんどん実績差がついています。
明日は、どの時点でどう混合するか、という話題を
引き続き具体的校名とその実績を見ながら、掘り下げます。
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