まあ、学校の回答がなぜずれるのか、という理由は
1.相手(受験生・保護者)の立場になってものを考えない
2.受験生・保護者の立場になって質問しているという主張する出版社・塾の側の言い分を信用していない
のいずれかがあげられます。
ただし、上記の2つに該当する学校がすべてではない気がします。
3.細かく答えるのは面倒くさい。把握していない。
というのもあるかと思います。
そこを解決するために多くの学校は想定問答集、Q&Aを作って配布しているはずです。
だがしかし。
これって突っ込まれたく内容は当然スルーなんですね。
施設の有無などはスルーする道理はありませんが、学校生活の詳細のさまざまなことは
アンケートではある程度までしか答えられないことも多いわけです。
たとえば、昼食は原則弁当持参。中1は少なくとも弁当持参。
じゃあ、途中でコンビニで買っていったらだめなのか? 近所に評判のパン屋さんがあるので
そこで好きなパンを買っていきたい、はNGか。
ちゃんと「原則弁当持参」の理由を説明しているかははなはだ疑問です。
ある女子校で定食のメニューが揚げ物ばかりでした。
ある男子校では生徒の多くが定食や丼にプラスしてカップ入りの鶏のから揚げが大人気でした。
中高生の伸び盛りで一定のカロリーは必要で、お弁当を2つ持って学校へ行く
運動部の生徒は少なくないのではないですか? 午前中にひとつめ、お昼にふたつめの
弁当をたいらげる。
じゃあ、栄養のバランスはどうなのでしょうか?
それらも含めて、生徒の栄養管理に保護者も立ち入ってほしい、という意図の
原則弁当持参ではないのかと思います。
もしくは家庭内で保護者とのコミュニケーションと朝食・夕食などの状況を総合して
生徒の健康を把握できているかどうか。
ですから本来受験案内本は「食堂の有無」というアイコンでは意味をなさないわけです。
ひとつの反省点でもあります。
でもこれに対し、学校はどう答えているか。
放課後なら食堂利用は可。月~金の中学生利用は不可。
こういう回答する学校はかなり意識がスレ違っていることがわかります。
狭い食堂を中高で分け合って使っています。そういうことを伝えたいみたいです。
実際に食堂やランチを見学してのエピソードは明日いくつか紹介します。
早い話が、食堂の有無に関する質問がどこへつながっていくか、読めていない学校も
また多い、そういうことでした。
多分に「学校概要」のアンケートは質問が多岐にわたっているために、見るのも嫌という
拒絶反応が学校側にあると言っても過言ではないかもしれません。
でも、それ毎年毎年変更がある項目を除けば、回答の覚悟を決めるだけ、と思うのは
自分だけでしょうか(笑)
fc2ブログの「中学受験DEEP-INSIDE」もよろしくお願いします。
↓ブログランキングに参加しています。
応援クリックをよろしくお願いいたします。