昨日の記事から、中高一貫を理解し、力を入れている学校の見分け方が

わかったと思います。

一部まれに公立トップ校の併願受け皿として、優秀な公立中生が多数、高校から合流する

ケースもなくはないですが、大半は高入生の数が多い時点で、

「完全中高一貫では学校が成立しない」もしくは

「ここまでそういう伝統で運営されてきているわけではない」ということなのです。

ここに

中学受験=中高一貫校志望ではない、という最大の分岐点があります。

私立中生になるのと、中高一貫という整った環境で学ぶということは、

一部で重なっていますが、ある部分ではかなりズレがあると思われます。

その主旨の違いを微妙にフォローする手法があります。

それは中高一貫生を高入生とまったく別のクラス編成にすることです。

高入生とクラスを混合しないことで、校内に疑似的に完全中高一貫という状態を

作り出す手法です。

以下の学校で実施しています。

高入生比率と合わせてご覧ください。

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データは2014年度の生徒数で集計しています。クラス編成の区分は2015年度のものです。

校名の黄色の網掛けは難関大合格トップ100ランクイン校です。

 

当初、こういう考え方は学校として非常に前向きであると捉えていました。

しかし、こうして改めて校名を並べてみると、すべてにおいて成功しているとは

言い難いようです。

そしてこの考え方を採用している女子校はただの1校もありません。

言い換えると、エクスキューズ=言い訳になっている印象さえあります。

たぶん、高入生の比率が高いので、中高一貫生の健闘が大学合格実績上に

表れないのかもしれませんが、それは裏を返せば、中高一貫生だけが難関大に

受かればそれでいい、という発想であるとも言えるのです。

高校で、場合によっては中学から特進クラス、もしくはそれと同等の

成績別のクラス編成をしている学校も多いのですが、

優秀な一部の生徒は実績を残している、という主張は、

わが子がその優秀な一部の仲間入りができるかどうかは保証していない、

と言っているに等しくないでしょうか。

ですから本来なら、高入生とは3年間別のクラス編成というのは、

決して理想形ではないのです。

公立中出身者とは習熟度が違う、一貫生は先取り学習が進んでいる、という

側面はあるにせよ、両者を融合しないほうが結果が出るという考え方には

賛同することができません。

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