せっかくの学校概要アンケート、苦労してご記入いただいた分を

受験生・保護者に還元するのがアンケートを依頼する塾・出版社のつとめだと思います。

ですが、実際、学校側のアンケート記入者の実感として

「あんなに細かく聞いて、結局使っているの?」

そう思うはずです。

自分が学校の記入担当者だったらやっぱりそう思うような気がします。

「あんなに時間をかけて調べて送って、役に立っているのかね?」

痛い質問です。

受験情報誌や受験案内本に大部分は反映していると思いますし、

自分自身は学校比較のさまざまな要素の中で、重要な位置を占めていました。

でもアンケートのテーマによっては、そこまで手が回らないし、俯瞰して集計分析する

意義を感じないアンケートもあります。

そもそも編集部で回収予定がないアンケートテーマもありました。

各社「共通アンケート」の目的は、あくまで学校の負担軽減であって、

各社がバラバラに細かいアンケートを依頼していたら、マイナス面ばかりだ、

ということなのです。

利己的な見かたをすれば、

塾側は「受験生が欲しかったら、学校の実態をちゃんと答えろ。答えない学校には塾生を送らないから」

熟にそんな意図は毛頭なくても、学校はそういう圧を感じていたはずです。

まあ、出版社としてはそのシステムに乗っかって

「じゃあ参加費払いますから、うちも参加させてください」

てなもんです。

編集部を離れた今でも「deep-insideで参加したいので、連名にしてください」は

全然ありですが、アンケート集計の肝は「回収」なので、

deep-inside名義では、学校は「あんたみたいに正体不明のブログサイトに答える義理はないね」

と返されるのは関の山でしょう。

たぶん10年必死に活動しても、この部分はクリアできないと見ています。

残念なのは最新データが更新されないと、せっかくの分析のキレも徐々に錆びついて

しまうわけで、残るのはその分析「視点」だけです。

でも、この視点だけでも重要だと思うんですね。

学校選択以外の視点でも、あらゆるテーマに応用できると思います。

実際にアンケートを取って回収するという前提では非現実的ですが、

温泉旅館や歯科医や介護施設や教育とは無関係の場合でも、比較の視点として

調査項目は違えど、有効じゃないかと思っています。

とにかくこの首都圏私立中高への共通アンケート、

毎年1回、各社が集まって意見交換していましたが、その中でも

「こんなに細かく聞く必要があるの?」「もっと学校が記入しやすい形式にしましょう」

とケンケンガクガクでした。

もちろん「不明瞭なので場合分けをもっと的確に。条件付けを明確に」と

議論が進んで、アンケート項目&枚数が増えたこともありましたけど。

さて、前置きばかりになりました。

概要アンケートの中から

中学受験ネットでも紹介していた、各校のバランスを「地域傾向」と重ね合わせて

表現する試み「学校概要・企画コード、side-A, side-B」

そして、

「中高一貫接続システム」

について

記事を続けてみたいと思います。

たぶん、この2テーマを1都3県対象校を全網羅にすると、

これまた月単位の時間がかかるので、

さわりだけ、に留めるかもしれません。

ちょっと自分でもボリューム感が読めないのですが、

扱いようによってはかなりのボリュームになってしまいます。

とりあえず、最初は都内共学校の学校規模、男女比バランスで

こういうデータ集計が可能でした。

数字は2015年4月に発行した受験案内本ですので、

2014年度のデータです。

101_kyougaku01tokyo
101_kyougaku02tokyo
101_kyougaku03tokyo

左列のA、B、Cは学校所在地ゾーンです。
A=山手線内、E=多摩地区などの区分です。

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