学費の話のつづきです。

先輩編集者から「東京都の発表はチェックしておくように」と

言われたので、「なぜですか?」と問い返すと

「公式発表だから学校アンケートと照合に使うといい」

最初はそんなもんか、と思ってましたが、

何年もかかって最終的には必要ない、という結論に達しました。

なぜなら公式発表だろうが、アンケートとは金額が違うからです。

(公式発表のほうが、金額が低いのです)

もちろん入学金や授業料のデータにブレがあっては、問題です。

何が違うかと言うと「学費」は、

機能紹介した入学金・授業料・施設設備費だけで構成されているわけでは

ないからです。この「その他経費」の部分に大きな差があるのです。

大げさに言えばこの部分が「学費の深い闇」。

ここで校名は出しませんが、ある学校でその他経費の中に

「預り金」という項目のあった学校がありました。

あった、過去形です。

今はありません。

当時、10年前ぐらいでしょうか。

学校案内本の学費についての基礎知識の記事の中で

その他経費こそが重要という記事を書いていて

この学校の「預り金30万円」を毎年、例に挙げていました。

学校としてはその都度ごとに費用を集めるよりもこうしたほうが

効率的なのでしょうが、集めた時点で使途が明確でないお金は

やはりまずいでしょう。

学年300人から集めるとこの総額は9000万円!

何に運用します???

この学校、たしか以前給食費だったか修学旅行費だったかをプールして、

ほかにまわしていた疑いで不正経理で新聞記事に載ったことがあり、

いつの間にかこの預り金制度もなくなりました。

まさに学費アンケートで出版社側が何を知りたいか。

学校側がアンケートに真っ正直に書いて、何が表面化するか。

この2つのベクトルは刑事と容疑者の関係ではないのです。

出版社側は読者である保護者が年間どれだけ出費する覚悟を持たねばならないかを

知らせたいと考えます。

学校側は学費の高い学校だと思われたくない、と発想します。

いやいや学費が少々高くても、相応の教育内容だったら

胸を張れるのではないですか?

少しぐらい人件費が高くても、優秀な先生の授業を受けられて

生徒の実力がつくのなら、かまわないと思うのです。

でも。

でも、そうじゃないんですね。

書いていて、学費のクレーム?のために編集部にやってきた

ある学校のことを想い出しましたので、明日はそれを書くことにしましょう。

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