学校サイトの話をする前に、紹介したいエピソードがいくつかあります。

学校も「若気の至り」的な短絡的な失敗はいくつもあると思うので

それほど強く責める気はないのですが、

広告予算をどう使うかという点において、思い出した話があります。

この学校、人気の学校で進学実績もすばらしい伸びを見せています。

自分はこの学校のエピソードをたくさん知っていて、

ブログでもだいぶ書いたのですが、それでも「まだ、あった!」と

数日前に思ったのです。

何というんでしょう、伝統ある学校の「地に足がついた感」が

ここに至って不足しているように思うのです。

たぶん在校生の満足度は高いのですが、まだその進学校としての歴史が

不足している。これは先生のキャリアの問題かもしれません。

若くて有能な先生が多い、だけでは熟成が不足というわけです。

入学生の偏差値が上がる過程で、下級生が

「うちの学年は先輩よりもいい進路実績を残す」と本当に思ったか

どうかは知りませんが、年を追うごとに大手塾の上位生が入学してきて

その学校の校風も揺れ動いたのだと思います。

数々の事件がそれを物語ります。

学校は一貫して積極的に動いたのだと思いますが、

まあ、新聞沙汰も含めていろいろありました。

これは例の2009年エピソードです。この学校はカメラマンを入れての

取材はしませんでした。取材者である自分のカメラで校内の雰囲気は

多少は撮影しましたが、ちゃんとした生徒入りの写真は

学校側からの提供でした。もちろん質のいいものが提供されたわけですが、

実はコレ、その年度の学校パンフレット作成のために広告代理店が

管理している素材のほぼすべてでした。

編集部からすれば点数が膨大過ぎてセレクトが大変でした。

「持ち出し厳禁の素材なので慎重に扱ってください」

そりゃあ、もちろんです。もちろん生の画像データは重いので、

サムネールだけでしたが、1000点はあったのじゃないでしょうか。

使うのは6、7点です。

ひとつは信頼して全公開してくれたこと、ひとつは代理店を信頼して

丸投げしていること。この両方が記憶にあります。

ほかの学校ではここまでのケースはなく、

代理店も「粗選びする時間がない」のでしょう。

もうひとつ思い出したのはi-MAC。その当時は斬新なデザインの人気PCだったと

思います。

「本校では人気のi-MACを導入したしました!」

でもPCは3年したらもう性能も含めて古い、でしょう。

どうするのか?

予算があるから買い替える?

それ以降、学校のPCのメーカーと型番を気にして見るようになりました。

PC販売店からすれば、学校は大口顧客ですから最大限のサービスをするでしょう。

学校サイトの件もパンフの件も、貴重な生徒の学費、教育充実費その他が

使われているのではありませんか?

学校側の適切な予算管理はチェックできているのでしょうか?

難しい問題です。

うちの学校の教員は給料が高すぎる!

もっと学費を値下げしろ!

そんな声は出るのでしょうか?

だったら、あまりに校舎の新築が頻繁じゃないの?

というツッコミは?

教育環境が改善されるために、費用を割くわけですから、

保護者からのクレームは起こりようがないと思うのです。

ここは私学の特性でもあります。

学校説明会に行ったら、授業見学じゃなく施設見学だった。

というのもウチは環境整備に余念がありませんのアピール、

だったりして。

しかるべきチェック機能を働かせるのは

なかなか難しい…。

少なくとも学校サイトや学校パンフはその質、こだわりが目に見える

ものなので、一部の広報の手抜きは透けてみえるでしょう。

学費ネタをどこで始めようか、なかなか実行に移せませんが、

そういった意思決定がどうなされるのかの深い部分に

ちょっと興味があるわけです。

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