学校の先生は一般常識がない。

???

うーん、この話をどこからどう書き進めればいいのか迷うのですが、

いつものように2009年の失敗に終わった中高一貫校企画から。

いまから7年前、まずは当時の話として割り引いて読んでくださいね。

現時点でもそれが変わらなかったら、ソク志望校から外していただいてOKな

浦島太郎なお話だと思います。

受験情報誌が作業工程上どう制作されるか、一般の方はそれほど詳しくないと

思います。

当時は…その自分が担当していた情報誌は、編集長自ら組版作業を行っていました。

編集者が直接組版をするケースは、まずないと思います。

専門のスタッフか、外注か、もしくは印刷会社がページを組むのが普通だと思います。

理由は自分にそのスキルがあったから…ではなくて、

そのほうがコストがかからないからです。

ベーシックなデザインをデザイナーと打ち合わせて、手に負えないアレンジは再発注する

としてライターから上がってくる原稿は編集部内のMACで直接DTPするわけです。

こういうのも何ですが、編集者は自分の原稿はさておき、他人の原稿を評価・手直しするのが

得意な人種ですから、メール送信された棒打ちの原稿をリライト(書き直し)しながら、

適切な文字数に調整します。

これをライターの文章を外注先に送ってしまうと、足りなかったり、ハミ出したり、というケースが多々起こるわけです。

文字数の数え間違いも起こります。ですから、編集部で流し込みをしつつ、見出しの位置や

写真の大きさを調整して、学校が校正できるページに仕上げます。

そうですね、これが1校2ページで、ライターの文章がまともなら、30~40分で上がります。

自分の時給を考えても、その後の手間を考えても非常に安上がりです。

ほんとうに外注先から上がってくるのを待つ時間がもったいない。

もちろん分量にもよります。これで300ページぐらいの分量なら自分で作業するのでは

自分の首を絞めるでしょう(笑)

さて、出来上がった学校の取材ページをどうするでしょうか?

1.プリントアウトして郵便で学校担当者に送る

2.プリントアウトしてバイク便で学校担当者に送る

3.プリントアウトしてFAXで学校担当者に送る

4.PDFデータにして学校担当者にメールで送る

2009年当時の話です。デザイナーからのデザインデータはすべてメールで受けて

圧縮を解凍してMACで作業していますから、4.がいちばん便利です。

3.も早いですがカラーで送ることは困難ですから。

このときは3.でモノクロ原稿でやりとりしていた学校がほとんどでした。

この作業はデスク担当のスタッフに学校の原稿校正作業はまかせて、

自分はDTPに集中していましたが、時間に余裕があるのなら1.2.のほうが

学校にとっても親切です。それが礼儀でもあります。

しかし、こういう企画は広告が絡むので、意思決定が遅く、

発売予定日の1か月前に取材スケジュールが決まっていない学校も数校あり、

進行をしっかり守ってくれる学校には大変申し訳ないのですが

そういう出来の悪い学校に合わせて作業は進むわけです。

もちろん広告をご出広いただかなければ、企画自体が大赤字になってしまうので、

1年こっきりで終了、と相成ります。まあまあ相当のプレッシャーの中、

徹夜続き制作しているということです。

こういう状況の中で

「広告発注者は学校だ。納得いくまで記事を修正させろ」

こういう学校が存在します。

時間がないのでメールでPDFデータを送りたい、と申し出ると

「教員個人のメルアドはない」とか

「添付ファイルは受け付けない」とか、

しまいにはプリントアウトのコストは版元が負担しないのか、まで

言う学校もあります。

もう、やれやれです。

広告料金を払っていただくクライアント様が偉いのは承知していますが、

これが広告企画とそうでない受験案内本では態度が天地の差ほども違う

学校があるわけです。

ある程度は担当者個人の資質だとは思いますが、

これで何年も継続して鍛えられると、学校に対してどういう印象が

積み重ねされるでしょうか。

いずれにせよ、

PDFファイルの開き方がわからない、個人のメルアドがない、送れない

には閉口した思い出があります。

いまの時代になってもパソコンが扱えなくても

先生はやっていけるようです。

もちろん7年でだいぶ様変わりはしました。

去年、品川女子学院の漆校長が説明会で話されていたように

「試験前はLINEが混むので、コミュニケーション用の共有サーバを校内に設定した」

なんて話を聞くと、今ほかの学校はどうなの?

と思ってしまうわけなのです。

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