説明会(見学会)訪問時の在校生の観察。

それは授業に対する集中力です。

外部の人間が教室に入ってくるのであれば、

当然ながら集中力はかき乱されます。

一旦乱されたところで再集中です。

「え?誰が来たの?」「見られるの?」「恥ずかしいなあ」

「授業見てニヤニヤ笑ってない?」「こんなときに指名されたくないな」

まあまあいろんな思いが交錯するでしょうね。

生徒たちが一時間一時間の授業をどれだけ大切にしているかが

如実にわかりますし、頭のいい子なら

普段はどうでも「今だけは、後輩の受験に重要な授業見学だから、

「よそゆきにちゃんとしよう」と思っても不思議じゃありません。

学校の恥をさらさぬよう、きちんと受けよう、という緊張感は

悪くないのです。そこに至らないのはふだんの生活でしょう。

まれに先生のほうが緊張してしまうことがあります(笑)。

もちろんそんなときは先生に「がっかり」です。

でもある学校では「センセ、きょうは何緊張してんの?」と

ヤジが飛んで、教室が笑いの渦で包まれたことがありました。

珍しいケースでした。

ある学校では高校生の英語の授業で、現在完了かなにかの例文で

ある女子生徒が「SMAPのコンサートを見に東京ドームに行きました」

という例文を発表しようとしている瞬間に教室に入ったため、

その生徒は顔を真っ赤にして答えられなくなりました。

もうその瞬間に「高校の英語の授業でこれではしょうがないな」

と15秒で思ったものです。

ちなみにその学校は去年の中学受験者数はひと桁でしたね。

さすがにこれは見せてはいけない在校生像だったと思います。

教室に入って実際に授業見学をすることでほかにもいろいろな

ディテールが把握できます。電子辞書全盛の時代に高1にもなると

ボロボロの英和辞典使っているんだなあ、とか、

長期欠席者の机の上に小テストの「受講せず」の成績表を

表にして置きっぱなしはなんて冷酷な学校なのだろう、とか。

また教室の掲示物をさっと見ることでもわかることがあります。

ある学校では中1の教室では「自己紹介メモ」をクラス全員のぶん、

後ろの黒板に貼り出していましたが、その6割に

「ゲーム大好きです。自分と仲良くしてください」と書かれていて

どんなゲームが好きかと書けよ、と心の中で突っ込んでいましたね。

もっとひどいのになるとプレステ好きです、DS好きです、と

ハード名を書いていました。それを教室の後ろに貼り出して

何になるのでしょうか? それぞれの趣味と名前と顔を照らし合わせながら

中1最初の友だちづくり?

まどろっこしいでしょう。対面コミュニケーションで友だちは作れない?

このケースは担任のクラス運営に問題あり、なのではないでしょうか。

こうして授業を受ける生徒の表情以外にも観察対象はたくさんあります。

先生から見て、生徒の顔と名前は一致しているかどうか、

という観点からはきめ細かい面倒見のいい指導が垣間見えるでしょう。

生徒の積極的に自分の意見を発表したいというキモチを育てつつの

授業になっているかどうか、一方通行の授業で生徒たちは

ノートをとることに汲々としていないか、など。

ですから、施設見学に比重をかけている学校はソフト面が自慢なのでは

なく、ハード面で勝負してる学校なのかな?なんて思うわけです。

学校説明会での効果的な観察のしかた、まだ続きます。

fc2ブログの「中学受験DEEP-INSIDE」もよろしくお願いします。

↓ブログランキングに参加しています。
応援クリックをよろしくお願いいたします。