公立高校のアンケート嫌いは今に始まったことではありません。

私立のように「塾あっての私立学校」とあまりに強く思い込みすぎているのも

違和感がありますが、基本公立は「受験情報誌」や「塾」に協力する態勢に

なっていません。それは何年続けても同じで、取材と言う名のプロモーション、

という意識さえありません。もちろん広告企画なんてもってのほか。

「なんで一業者の営利のために、自分の貴重な時間を割かなければいけないか」

といまだに思っている学校が多いのです。

もちろん塾側ではそれを見越して連合で「共通アンケート」を作成し、

一度、記入すればコピーを各社に送れば済むシステムを組み上げているのですが、

そのシステムさえ理解せず、原本をA社に送付してしまい、コピーは勝手にそっちで

とってもらってくれ、と言い出す始末。

情報公開の責任なんてこれっぽっちも意識がないようです。

(もちろんすべての学校ではありません)

ならば、公的な情報発信である学校サイトに必要な情報をアップしておけば

いいのですが、卒業者数すら掲載していない学校がほとんどです。

これは情報誌を担当しているすべての社の人間が共通に思うことでしょう。

「しょうがないじゃないか、それが公立なんだから」

という声がどこかでします(笑)

10年ほど前、県立千葉が進路実績の資料を送付してくれなかったことがありました。

会社のスタッフが何度も電話した結果、

「今、口頭で言うからメモれ」と電話先の先生はおっしゃったそうです。

嫌々の対応ですから、正しく伝わらない事態なんかどうでもいい、というわけです。

その流れで今春、中高一貫1期生が卒業した県立千葉に「一貫生だけの実績は公表していますか?」

と尋ねたところ「していない」との回答でした。

別にいいんですね。中高一貫1期生が卒業した結果、前年よりも合計値がダウンしたということは、

数字が悪かったということですから。

ほとんどの私立校は中高一貫の1期生卒業で実績は上昇します。

もし中高一貫生が健闘していて、高入生が数字を押し下げていたら、とんだ

濡れ衣ですけどね。

まあ、底力がある学校ですから、盛り返してくるでしょう。

頑張りすぎて浪人してしまった、中高一貫1期生の浪人生実績が次年度は

数字を押し上げるんじゃないですか?

ほかにも、1都3県の公立中高一貫校を見ていて、市立浦和のように

「進路については中学に聞かないで高校に聞いてくれ」という学校もあるのです。

ほんとうに中高一貫? 高校に中学がついているだけでしょうね、きっと。

ちなみに高校に問い合わせたら「ホームページを見てくれ」だそうです。

あわててアップしていたみたいですけど。

立川国際の1期生が卒業する前、母体校の北多摩高校の進路実績を問い合わせたときの

ことです。それまでは回答していたのですが、最終学年が卒業して年度が変わったとたん

「別の学校なのでわからない、回答できない」と言います。

2015年春の進路実績は大泉三鷹南多摩も回答がありません。

どうせ、中高一貫生が以前よりいい数字を出すんだから、わざわざ比較することはないだろう、

という以前にきっと母体校のスタッフと一貫のスタッフは別々なんでしょうね。

あくまで優秀な一貫校のスタッフが後を引き継ぐ形。

そういえば横浜市立南高校附属に取材に行ったことがありました。

校長先生を訪ねたら「アポイントは記憶にない」と。

そんなはずなないです、と粘ったら

高校の校長でなくて、中学の校長と約束したんですね」と。

それが公立なわけです。

入試結果の公表なんか面白いですよ。

教育委員会の公表データと学校ごとに回答したデータが違うんですから。

もちろん、多くの学校は「教育委員会発表のデータを使用してくれ」と

言うのですが、ほんの一部の学校が違う数字を答えてきます。

これをアンケート慣れしていないもんだなあ、などと笑って見過ごすのは

いかがなものかなあ、と思うのです。

え?非難ばかりが多いって?

まあ、そうかもしれませんが、人が誰に向かって仕事をしているか、ということです。

生徒たち、保護者たちに向かって真摯に仕事をしているのなら、

少しぐらいアンケート対応が雑でも、許せると思うんです。

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