東京の次は神奈川の状況を見てみます。

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(表の右外は入試の回数です)

まずは初回日程で見る志望順位の問題。

神奈川は男子の有力校が2月2、3日の入試日程ですので、

2月1日に日程を構えている学校も、志望順位が高い、とは言い切れません。

サレジオ学院や逗子開成は上位校の第一志望者が併願するには

おあつらえ向きの日程になっていますので、この数字からあまり多くは

語れないようです。

女子はフェリス、横浜共立学園、横浜雙葉の併願先を

洗足学園が一手に引き受けているのか、初回受験生の比率は3回入試

にも25%とかかわらず低く出ていますが、いたしかたのないところでしょう。

ほかに目立つのはカリタス女子、湘南学園が初回を午後入試にしている点です。

そのせいで両者とも初回受験生の比率が高く出ています。

東京同様、入試日程が3回以内の学校で、午後入試を実施しているのはごくわずか。

2回入試の中央大学附属横浜と3回入試のカリタス女子の2校のみです。

しかし、受験者総数500名以上の学校で入試を4回以上行っている学校は

桐光学園を除いてすべてが午後入試を実施しています。

この中でもっとも午後入試に依存していないのは鎌倉学園。スタイルとしては

東京の高輪のように、聖光、栄光、浅野の神奈川御三家男子校の併願者を狙って

1日午後に設定しているものと思われます。

桐蔭学園も男子部・女子部・中等教育学校のすべてで午後入試を実施していますが、

すでに比率が全体の3分の1を超え、志望順位の高い受験生を集めることが

できなくなっています。なかなか厳しい状況です。

午後入試の比率が高い学校で言えば。青山学院横浜英和、日本大学の数字が目立ちます。

第一志望ではないが、午後なら受け得、という取られ方なのであれば、

いわゆるブランド志向のライトなタイプの受験生も、神奈川はまだまだ多いのかな、

と思ってみたりもします。

千葉は初回入試は有力校で日程が分散しているのと、

午後入試実施校が3校しかありませんから、ここでの分析は割愛です。

ということで埼玉に進みます。

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埼玉は栄東の一極集中が続いています。また、東京からの受験生は埼玉の学校に対しての

志望順位は低いため、初回日程の占有率を東京・神奈川と同様に論ずることはできません。

それでも初回日程の占有率が5割を切るということは、志望順位の高い他校と

併願されているということになるでしょうか。

その状況の中で解禁初日の1月10日から午後入試をする意義はあるのか、

と思いますが、こと埼玉生に関しては、2月からの

東京の入試に関係なく、早く決着をつけたいという考えの受験生もおり、

年を追うごとに盛況になってます。

しかし、2011年中学開設の開智未来が午後入試主体の日程を組んでいるのを

除けば、午後入試の比率が高まりつつある、春日部共栄、城北埼玉は

人気を落としているということになるでしょう。

午後入試によって受験生を確保した先にどういう施策を継いでいくのか、

という問題は埼玉でも東京・神奈川と同様な現象が起こっていると言えるでしょう。

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