きょうから受験者数分析の最終局面、志望順位の高い学校、つまり優先して入学したいと

受験生から見られている学校のチェックを始めたいと思います。

6.初回入試の占有率で志望度の高さを知る
7.午前入試受験者数vs午後入試受験者数

この2つの要素を使って、初日のきょうは

東京に絞って入試の回数が3回以内の学校を見ていきます。

まずは、初回入試占有率です。

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多くの学校が初日入試が2月1日です。

2月2日が初回の青山学院(1回入試)、明大中野、明大明治、立教池袋、豊島岡女子学園

2月3日が初回(1回のみの入試)の慶應義塾中等部

の6校が1日に入試を行わない学校ですので、1日実施校と併願が可能なわけです。

ですから青山学院、慶応義塾中等部はチャンスが1回なのでわかりませんが、

他の1日実施校よりも2日の初回を受験する確率は高く出ています。

この数字を1日が初日の2、3回入試の学校で初日受験者率を見ていくと、

この初日受験者率が2回入試なら40%、

3回入試で30%を切る学校は特に1日は他校を受けている受験生が多い学校である

と見なすことができるでしょう。

男子校の芝、海城、巣鴨、本郷、成城、城北、世田谷学園

女子校では大妻、田園調布学園、普連土学園

共学校では法政大学、渋谷教育学園渋谷、東京電機大学

の数字が顕著です。

などは他の上位校との併願が多い学校だと言えるでしょう。

注目すべきは今春から2回入試に変更した鴎友学園

学校の目論見通り1回めの受験生が2回めを大きく上回りました。

全日程トータルでは大きく減っていますが、

「第一志望の受験生をとりたい」の思いは、早くも実現しつつある

と言えるでしょう。

この影響からか、吉祥女子の初日率が若干下がっている印象です。

同様に3回入試の初日を1日にシフトして2年めの本郷ですが、

トータルで受験者数が減っておらず、まだ特に初日が第一志望

1回だけしか行わない入試を午後行う、という学校はありません。

入試を2回行う学校の中にも、午後入試実施校はありません。

どんな学校も「第一志望」の生徒にまず来てほしいと思うからです。

午後入試はその上で、初回入試に他校を受けている生徒にも門戸を開こうという精神です。

「2月1日の午前入試」で日程がバッティングしてしまったのなら、

こちらは2月2日にも入試をしましょう。場合によっては3日にも行って3回やりましょう。

それでもバッティングしてしまうのなら、午後やりましょう。

1日の午後でも他校を受けたいのなら、2日午後はどうですか?

そういうことです。

つまり午後入試=入試回数を増やす、ということなのです。

午後入試に関していえば、3回の日程のうち、2回が午後というのが

東京農業大学第一。しかも初回、2回めが午後。

これで全体の受験生の83.9%にも及びます。

2005年に中学募集開始をした学校なので、後発として他校を志望する受験生にも

広く受けてほしい、と考えた末の入試設定です。

重要なのは午後入試2回で入試教科が違うこと。

2日午後は算理の2教科で理系に強い受験生にメッセージを送っています。

3回入試の学校で午後入試を行うのはほかに

明治学院、東京電機大学、普連土学園

明治学院は初回が2日入試の学校でしたが、2012年から3回入試に変更。1日午後を

追加しました。その結果、午後入試としても2回目以降の入試も徐々に減少し

午後入試比率が5割を超えています。

東京電機大学も午後入試導入当初は受験者数が増えましたが、徐々に頭打ちに

なりました。

同じく普連土学園も導入初年度の2007年は総受験者数が約3倍増でしたが、

8年後はその半分に。

午後入試導入がいかに一時的な作用かが見てすぐわかります。

これが4回以上入試を行う学校ではもっと激しいことになっています。

これは単なる入試改革というよりは禁断の果実に手を出した学校の苦悩、

と言った面が垣間見えます。

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