「デキル」学校は何が違うのか、見きわめポイント

この2015年8~9月に公開した一連の記事、特にPV数が高かったのはPART4でした。

失礼な言い方になるかもしれませんが、神奈川大学附属中高の説明会そのものは、

通り一遍で特に印象に残る部分はありませんでした。正直なところです。

でも「ああ、そうだった」と思い出したのが校内見学です。

だいたいにおいて校内見学は、図書館、体育館、食堂、特別教室などなど施設をめぐって終了、

ということが多いのですが、これでは見学する意味があまりありません。そこで学んでいる

在校生の表情、特に授業に対しての集中力を観察するのが、自分は校内見学の主目的だと思っています。

スーツ姿のおっさんたち(塾関係者)が校内をゾロゾロ歩いていくと、普通生徒は集中力をかき乱されます。

でもいろんな人たちに「授業見学」され慣れていると、「ああ、またか」と何も珍しいこととは

思わなくなるものです。すぐに授業への集中に戻るのです。

もちろん教員が生徒たちを授業でひきつけているかどうかにもよりますけどね

おっと神奈川大学附属で印象深かったのは生徒たちの集中力ではありませんでした。

そこは標準的だったと思います。

説明会の参加者を引率して校内を巡る若手の女性教員の説明がまあ熱心だったからです。

校内見学の引率担当者のなかにはメモを見ながらマニュアルに沿った説明をする方もいますが、

「外部の人間にわが職場のどこを見せて魅力を感じてもらうか」が主眼なわけで、

その人なりに咀嚼した細かいエピソードがふんだんに盛り込まれていたほうが断然リアルです。

食堂の食券の券売機も男女のわけへだてなく、いや生徒教員の隔てもなくきちんと並ばないと、生徒から

怒られるとか、海外研修のプロジェクトも教科ごとに企画して、希望者が多い場合は選抜を行うとか

確かに細かい部分ではありますが、なぜこの学校が実績を伸ばしているかのバックグラウンドに

つながる話がいろいろと出てきます。そうそうその引率担当は理科を担当していて、授業用の

分子模型を作っていたら、生徒のひとりが「先生、面白そうだから手伝わせて」と見事に

作ってくれたのだそうです。文系の自分はくわしくありませんが、ベンゼンに代表される

C(炭素)とH(水素)が複雑に絡まり合った分子構造があるかじゃないですか。それです。

この一連の案内を聞いて、そういえば、その7年前に訪れたときも説明の先生(男性)がやたら熱心だったなあ、

と思い出したのです。たまたま、かもしれませんが、だいじな「たまたま」だと思います。

管理職(校長・教頭)のリーダーシップやコンセプトワークも重要ですが、現場の教員が

いきいきと日々の業務に取り組んでいる学校が伸びているんだなあ、と感じるんですよね。

あくまで、それが表向きだとしても、それすらできていない学校もけっこうあるし、

そういった外部へのプレゼンを磨く機会がない→塾対象の説明会を実施しない学校もたくさん

ありますから。次回はある女子校の話をしたいと思います。

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